また、冷蔵庫の話し

クレヨン牧師のミニエッセイ
『また、冷蔵庫の話』
 もう数年まえになりますが、中国をひとり旅したことがあります。中国の大地に立って感動したことは、イエス様の活動された大地と同じ大地に立っているということでした。
 
 もうひとつの感動は、食文化の豊かさです。その国の市場に行くことは楽しいものです。中国の市場では種類の多さにびっくりです。フクロウ、ヘビ、アルマジロ、などもありました。(食べてもおいしかったです。とくに屋台でたべたカニとエビ。)そして、食べすぎても大丈夫。漢方薬のお店がどこにでもありますし、街角には胃のために煎じ薬が売ってあるのです。
 
 ところがそのような食生活のなかで、市場に冷蔵庫がないのです。経済的な理由もあるかもしれませんが、私の友達は教えてくれました。「中国人は、その日収穫したものはその日の内に食べてしまう」と。だから捕りすぎたり、残したりしない。
 
 冷蔵庫は何のためにあるのでしょうか。腐ると勿体ないから、保存がきくから、といいながら新しいものを食べ、やはりまえのものは腐らせてしまう。信仰も保存するのではなく、その日与えられた信仰はその日のうちに。 

このブログの人気の投稿

復活後第五主日礼拝