2017年5月16日火曜日

ついでに冷蔵庫の話し

クレヨン牧師のミニエッセイ
『ついでに冷蔵庫の話』
 光市のブックセンタ-によったところ、駐車場に面白い自動販売機を見つけました。ひさしが掛けられたその販売機は、「卵の自動販売機」です。ちょっと大きめの販売機を覗いてみれば、いろんな種類の卵がありました。
 
  変わったものといえば、「若メスの初産み卵」(一生涯に初めて産む卵)「目玉焼き用卵」(黄身が二つある卵)「薄殻卵」「お徳用卵」(大きいのも小さいのもある卵)とさまざまです。
 
 このような自動販売機が出来たのも、冷蔵庫が発明されたからです。やはり保存がきくということは便利なことです。ところが保存がきくわりに、自動販売機の卵は一日ですべて取り替えられてしまうのです。その卵はどこへいくのでしょうか。たぶん何かの製品になって、食卓にあがるのでしょうが。
 
 私たちは冷蔵庫のなかの一番新しいものから取っていく。新鮮なものがいい。そして古いものはよけい古くなっていく。新鮮はいいものですが、それだけともいえません。神様から頂いている愛は、暖めれば暖めるほど光り輝くのですから。