初せみや

クレヨン牧師のミニエッセイ

『初せみや』
  初せみや絣幾歳水くぐる 」
 六日市集会所の河野姉の句です。もう梅雨もあけ、夏がやってきたような天気がつづいています。今年は梅干しを漬けていますが、なんとか干すというところまできました。しかし、味の方はさっぱり自信がありません。青い空と赤い梅干しが、土用の丑の日が近いことを思わせてくれました。
 
 さて、今年はもうセミの鳴き声をお聞きになりましたか。私は今頃気づきました。このセミもよく聞いてみると、初セミは鳴き方が下手なのだそうです。そして段々うまくなっていき夏本番となる。それはセミだけでなく、うぐいすも、ホトトギスも最初は下手だけれど、段々それらしくなってきて、そのあとは素晴らしい鳴き声になるのだそうです。
 
 だとすれば、私たちも初めは下手な生き方しかできなくても、イエス様に導かれてだんだんうまく生きることができる。うまい生き方とは、いつもニコニコしながら神様に守られて生きることなのです。笑顔を忘れないで。

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