2018年4月19日木曜日

「一度わきに出てみる」

クレヨン牧師のミニエッセイ
 
「一度わきに出てみる」
 
 島根県・六日市集会からの帰り道、久しぶりに野ウサギに出会いました。薄茶色のわりと小さな野ウサギでした。山の蔭から出てきたと思うと、車の前を一緒に走っています。右か左に寄ってくれれがいいのですが、車のライトに照らされた道をひたすら真っ直ぐに走っているのです。
 
 追い抜きにかかるとその方に寄ってくるし、スピードを落とせば走るのがゆっくりとなる。どうすればいいかなと思っていましたら、やっと左の薮へ消えて行きました。もうそろそろ限界にきて疲れているなとわかる走りでした。ただひたすら真っ直ぐに走ることだけがいいのか。それとも一度わきにでて、また走る道を見定めてみるのがいいのか。いろいろと考えさせられました。
 
 「婦人会の活動を停止する」という波紋が広がっています。決して婦人会を止めるのでありません。今の教会の機構を考えてみようと思っています。建築の返済のためだけにこの教会があるのではないことは、神様が教えてくださっていることです。それでは何のためにここに建っているのか。やはり宣教のためです。その宣教のために今の教会の機構があっているかどうか考えてみたいのです。もし婦人会の活動が重荷になっているのなら、一度わきにそれて見直してみる必要もあるのです。