2017年4月18日火曜日

共感

クレヨン牧師のミニエッセイ
『共感』
 娘も大きくなり、いまでは何でも口に入れて楽しむ毎日です。
 先日も見ていると、床に赤いものが落ちていましたので、さっそく這って行き口の中にポンと入れたのです。すると突然、火がついたように泣き出したのです。これはきっと何か変なものを食べたと慌てて、口の中をのぞいてみました。するとそこには、赤い唐辛子が一つ入っていました。多分辛くて泣いているのでしょうが、どれくらい辛いかわかりません。そこでとっさに同じものを口に入れてみました。するとどうでしょう。辛いというより痛いのです。しかも燃えるように。ああこれは娘にとっては試練だなと思いつつ、同じ痛さを感じているという共感が生れてきました。
 パウロはロマ書の中で、「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」(ロ-マ12:15 )教えてくれました。この共にということは、その人の痛みや喜びを感じることではないでしょうか。それをしてくださるのが、イエス様です。
 あなたが泣いている時は隣で共に泣かれる。そこに気がついたとき、私たちは再び立ち上がるのです。