『話せる場所』

クレヨン牧師のミニエッセイ

『話せる場所』

 沼津教会での特別伝道集会も終り、久し振りに松本義宣牧師と「居酒屋」へいきました。めったに外で楽しむ機会がない私ですから、なんとも言えない明るい雰囲気に若くなったような気がしました。そのお店は開店してから一ケ月位で、気配りは最高でした。一番感激したのはトイレでの気配りです。
 
 便器に向かいふと前をみると、「こんなところまで失礼します。しかしここが御客様とゆっくりお話しできる場所なので、あえて失礼を覚悟でお声を掛けさせていただきます。・・・」とあるではないですか。そこには、このお店で失礼はなかったか。料理は満足したか。雰囲気はどうか。もしお気づきの点があればなんでもお申し付けくださいと書かれてありました。店長の心配りに関心してしまいました。
 
 こんなところまでと思われるかもしれません。しかしゆっくり話ができる場所をつくる。忙しくても、相手になんとか伝えたいものを持っている。そんな努力に心を打たれるものがあります。
 
  ゆっくり話せる場所に、神様はおられるのです。

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