「祈られて生まれてくる」

クレヨン牧師のミニエッセイ

「祈られて生まれてくる」
 
 いよいよ二十六日に第三子が与えられることになりました。帝王切開のために予定が決まっているのです。しかし、親がその子供の誕生日を選べるのも不思議な気持ちがしました。お医者さんの「二十六日と翌月の二日と、どちらがいいですか。どうぞ決めてください」という言葉は、子供の誕生日を決めてくださいと聞こえたのです。
 
 そのことを通していろいろと考えました。この三番目の子供は、実はとっても幸せなのだと思います。なぜなら、二十六日と決められているということは、その日は皆が祈っていてくださるのですから。もちろん子供は祈られて生まれてくるのですが、確実に今日から祈ってくださる方々を与えられているのです。
 
 与えられる第三子が大きくなったとき、「あなたの誕生日はお父さんとお母さんが決めたのだよ。だからみんなが祈っていてくれたんだよ。あなたは祈られていきているのだよ」と、伝えることができます。
 
 教会の子どもたちはみな祈られて生まれてきました。そしてこれからも祈られて育っていきます。なんという幸せなことでしょうか。

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