こころの震動

クレヨン牧師のミニエッセイ
『こころの震動』
 五、七、五のなかにすべてを集約させていく俳句。その俳句をつくってみようと考えましたが、やっぱりだめでした。どうしてもとってつけたような言葉になってしまうのです。素直に感じたままを言葉にするのは大変なことだと思います。
 
 「ことばとはこころの震動を伝えるものだ」とある本に書いてありました。「ありがとう」の一言でも、こころの震動を通して伝わるとき、それは感動をもたらすのです。
 
 神様の言葉(ロゴス)として、イエス様はこの世に来てくださいました。神様のこころがどうしても人を救いたいと震動しておられるからでしょう。人の救いのためにイエス様はとことん仕えられます。十字架というご自分の死でさえも徹底的に仕えていかれるのです。このイエス様の震動が人を生かすのです。
 
 言葉を選ぶよりも、こころを伝える姿勢に変わりたいです。俳句とはこころを震動させて伝えることだとわかったのは、この小学生の句に出会ったときです。
 
 天国も もう秋ですか おとうさん   塚原 彩 『ちいさな一茶たち』より。 

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